君を思う気持ち

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ユミのスピーチから始まり 里桜を想って 集まった大好きな人達に囲まれて... 最初は泣いていた里桜も 次第に楽しそうに幸せそうな笑顔。 平日なのに来てくれた みんなの仕事のことを気にしていたけど 『里桜っ、みんないい大人なんだから どうにでもなるよ。仕事なんていくらでも調整出来るし、有給休暇って知ってるよね?』 ユミやカズが言うと 『そうそう!私たちはシフトだから申請すれば、有給使わなくても休めるし。』 ミサトちゃんとジュン、ユイさんが言った。 『みんな...、ホントにありがとう...。 こんな風にみんなと会えるなんて... うぅ...。』 『またぁ、泣き虫なんだから〜。』 『う、嬉し涙はいいんだよ... ふぇ〜ん。』 こんな感じで泣いては笑い 笑っては泣いて...、忙しい里桜。 俺は楽しそうに話したり写真を撮ったり している会場にいる人達を見ていた...。 お義父さんとカイト、シュウジたち身内。 中学高校の時に 俺も里桜もお世話になった山下夫妻。 山下夫妻の下の娘さんのユイさん。 上の娘さんのマイさんは 仕事で来れなかったけど... 里桜の高校時代のバイト先の オーナーと奥さんのアカリさん。 アカリさんはパティシエで 今回、ウェディングケーキを 作ってわざわざ持って来てくれた。 そして、俺の父親の妹の ユキエさん夫婦も 里桜を娘のように可愛がってくれている。 里桜の友達のミサトちゃんとジュン。 この二人とユイさんは職場が同じだ。 俺の友達のリョウと清水夫婦。 それから... ユミの旦那のアツキ。 俺の教え子のユミとカズ。 里桜の親友のユミと カズの親友で、里桜の元恋人の... 《 優……。 》 いつもここには優がいて 里桜の隣は優の場所だった...... そう思うと すごく不思議な気持ちにもなるーー。
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