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店内は、一歩入ると、私の好きな柑橘系の香りが漂い、懐かしい曲が流れていた。
この曲、なんのアニメだったかなぁ…そう思っている所へ、
店主の女性は、
「KN様、どうぞこちらへ。」
そう言って、座り心地の良さそうなソファーが置いてある部屋へ、案内してくれた。
「どうぞお座りください。」
そう言って、先に私を座らせた後、店主は、少し斜め方向の対面に座った。
そして、店主の女性は言った。
「初めまして、KN様。私は、姫乃と申します。よろしくお願いいたします。少し失礼します。」
そして、高級そうな食器棚の方へ移動し、素敵な器で、なんかエエ香りのする飲みもんを、出してくれた。
「それでは、どうぞ。」
姫乃さんのその言葉が、スタートの合図。
(それでは、どうぞ。) の後からが、時間スタート。
このお店の料金システムは、時間で金額が変わるそうだ。
なので私は、早口で言った。
生きて行く為には、働かないとアカンやん!だから、私は中学出てから、働いて、ゲホッゲホッゲホッ。
緊張と時間が気になって、慌てすぎた私は、変な所に唾が入ったみたいだ。
私は、エエ香りのするお茶?を飲んだ。
直ぐに、のどのガラ付きは取れスッキリ。
何?これ?魔法のお茶や。どうしたら、こんな飲みもん作れるんやろ?
感動した。
しかし、時間の方が気になって、直ぐに、話出した。
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