そらのあおいめ

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そらのあおいめ

あすみちゃんはおかあさんとてをつなぎ、ようちえんにいくためあるいていました。 「またてんきくもりだね」 「つゆだからよ」 「そろそろあおぞらがみたいな、くもってばかりだとあきちゃうよ」 あすみちゃんはそらをみあげていいました。つゆのためあすみちゃんがだいすきなあおぞらがみられずふまんをかんじていました。 つゆあけはらいしゅうだといいますが、あすみちゃんはいちにちでもはやくあおぞらがみたいのです。 「あっ!」 あすみちゃんそらにむかってひとさしゆびをさしました。 「どうしたの?」 「あおぞらがみえるよ!」 あすみちゃんがみたのはくものきれめからみえるあおぞらでした。 「なんかあおいめみたい」 あすみちゃんはいいました。 「そうね」 おかあさんはいいました。 そらはあいかわらずくもにおおわれていましたが、あおぞらをみてあすみちゃんのきもちはあかるくなりました。 「はやくあおぞらがみたいな」 あすみちゃんはつゆがあけるのが、いまからたのしみになりました。
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