エスタとエスト

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 師のもとへ戻る道すがら、先程は感じなかった罪悪感が徐々に徐々に芽生えてくるのを感じた。初めて弟に嘘をついてしまった。こんなにも、心配してくれているエストに……。  小さな銀の耳飾りは十五の誕生日にお互い贈り合ったものだった。エスタはそっと、飾り気のない柔らかな耳たぶに触れた。
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