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どうもこんにちは、私の名前は東雲紗香。
諏訪湖中学に通う中学2年生の女子中学生です。趣味はゲーム、性格は大人しい方。人に強く言われると何も言い返せないのでよく虐められます。
「よぉ、クソガキ。トロトロしてっと遅刻するぞ」
例えばこんな感じ。
頭をくしゃくしゃと触り、せっかく人がとかした髪を台無しにしていく幼なじみ。
「お、は、よ、う!れっくん。今日もダサい服装で学校に行くの?」
やられたイタズラのお返しに少々からかってやりました。
赤髪をワックスで固めた不良みたいな年上の幼なじみ。高校二年生の葛城烈斗。
昔はやさしかったのに、私が小学高の高学年ころから不良になって意地悪してくるようになってしまいました。
乱暴な言葉使い、会う度会う度私をいじり倒す。でも嫌いではありません、むしろ好きです。
「ぬわー!ミミズ踏んじまった!」
おっちょこちょいで面白いので。
こういうのをネタにいつもの仕返しをしたりもしてやります。
「やぁ紗香ちゃん今日も可愛いね、おはよう烈斗今日もバカ丸出しだね」
「なんだと!ぶぁかいと!」
「ちょっと、唾とばさないでよれっくん!」
この人は青森海人、眼鏡をかけたイケメンです。
凄いれっくんをからかうのが好きな人です。
そして女好きで誰でも構わず可愛いだとか甘い言葉を吐きまくる人。
……私は理解できません。
でも悪い人じゃないので割と信頼しています
この2人は私がよくお世話になる2人です。
でも今はそんなに重要でないのでおさらばします。
「じゃあな、紗香。ぼーっとしてると怪我するぞ」
2人に手を振り、私は自分の学校へと向かいます。
校門を通り過ぎると玄関に立っている先生に挨拶をして校舎内に入ります。
ここから私の日常は始まります。
「おはよー東雲さん、頼んだやつできた?」
始まってそうそうに面倒臭い女子生徒に絡まれました。
この女、私に昨日報酬なしで可愛い髪飾りを作れと要求してきました、しかも無理やり材料を買いに行かされ私が自費で材料を買って作ることになりました……トホホ。
「作ってきてないの?ねぇ!私明日デートなんだけど!」
うーんこの、ワガママ女。私は君の召使いではないのだけれど。なぜ私が君のためにものを作らなければならないのさ。それも無償で。
……はぁ
ため息を心の中でつき、心の中で罵倒しまくります。
「何がデートだ、彼氏も災難だこんなブスと一緒にいるなんて、お前が着飾ったところでブスはブスなんだよ」
……少々言いすぎました。
「はいこれどうぞ」
少々心の中で大暴れしてから、キーキー騒ぐヒステリックな彼女に笑顔を向けてカバンの中から髪飾りを取り出す。
「なんだ出来てるならいってよ、無駄に騒いじゃったじゃん!」
……自覚症状があるなら騒がないで欲しいなぁ。
髪飾りを頭につけてご機嫌にスキップしながら廊下をかけていく彼女。
全く山の天気のようにコロコロと感情が変わる女ですね。彼氏も可哀想に。
えっ? ああはい、アクセサリーですね。作りましたよ。作ってないと思いました?
本当は作ってあげたく無かったですけど。あの後で騒がれる方が面倒なので。
それにアクセサリーを生成するのは簡単なことなのです。
普通にやってるわけじゃないですし。
あいつの為に沢山の時間を割いたわけでもありません。
でも、ただちょっと、工夫してますのでそれが煩わしいですね。
まぁそれがあるからこそあれは輝くんですけど。
廊下の蛍光灯の光に髪飾りは照らされ。彼女を明るく着飾る。
おはようおはようと笑顔で振りまく彼女。
ここまで私の普段の行いを喋ってきましたが皆さんつまらなかったでしょう。
年上のお友達と仲良く喋ったり、同い年の女子にいいように使われている。そんな日常ですもの。
そりゃあそうです。だって私の大まかな自己紹介ですもの。
普通の女子中学生の普通の日常。
そんなゆるふわな話なんて面白くありません。さて私の紹介が終わったところで本題と行きましょう。
普通の女子中学生のちょっと普通じゃない部分と非日常体験といきましょうか。
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