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「おはよ、今日もいるんだね」
「よっ、お前は危なっかしいからなしばらくは来てやるって言っただろ」
「はいはい、お母さん今日のご飯は?」
「はい、目玉焼き。急いで食べて元気に行ってらっしゃい」
ご飯を食べて、鞄を背負う。
靴を履いたら駐車場に止めてあるバイクに跨る。
「よし、行くぞ。振り落とされないように注意しろよ!」
「あいあいさー!」
他の学生達が歩道を歩く中、私達は風を切りながら道路を走る。
そんな中、歩道を歩く2人組を見た。
見覚えのある黒い髪、二つ縛りとロングヘアーの女の子たち。
私はそれを見て手を振った。
2人も私に笑顔で振り返す。
「……よかったな」
「うん!」
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