対面

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肩を大きく揺すられる感覚に目を開く。 「っかはっ…」 息が吸えない。 「おい、ちゃんと息しろ!大丈夫か?」 過呼吸になりかけていたが、落ち着くまで、赤髪のその人は背中に手を当て、体を支えていてくれた。 「あ…ありがとうございます」 赤髪の青年は背中から手を離し、腕を組んで溜息をついた。 「ったく…手間かけさすんじゃねえよ」 「ご、ごめんなさい…あの、…誰ですか?」 慌てて謝る少年に赤髪の青年はまた溜息をつく。 「それはこっちのセリフだ。てかお前ガキのくせになんであんなとこにいるんだよ。それともどっかの組にでも入ってんのか?だいたい…」 「祥吾、一回に多くの質問をし過ぎですよ。もっとゆっくり聴きましょう?貴方は体、大丈夫なのですか?」
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