エドモンド・スノーの苦労の日々

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「なら、一緒だな」 「まあ、そうですね」  あまり一緒くたにされたくないが、できることしたいことをしてそのまま職業になったのなら一緒なのだろう。 しかし、そこで共感を覚えさせたままにしてくれないのがサイラスだ。 「ああ、やっぱり赤っていい。そして赤って何? なんて憂鬱な色なんだ」  意味がわからない。いいのに憂鬱。  どうやら本日の出会い頭のあの言葉は、呟きではなく嘆きと感じたのはあっていたようだ。だが、なぜ嘆く。  指をぱらぱら動かしながら、今度は残念そうに肩を落とし見ている。  残念なのは、ちょっと赤黒くなってるからか?  さっぱりわからない相手の憂鬱に、彼の全身コーデは人の血で染まった赤だという日々とこの会話に、エドモンドもなんだか憂鬱になるのであった。
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