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☆以下、ネタバレを含む解説☆
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■同族狩りと慈悲深さと■
【呪いの烙印シリーズ・短編集】のハルの章「邂逅遭遇」で初登場を果たし、その際に『同族狩り』の異名を持つことが語られました。
「人間に害を成す魔族しか殺めない」というのがクロエの信条であり、人間にとって害敵である魔族という立場にありながら人間の可能性を信じて彼らを守ろうとしているのが話中で窺えました。
■「わらわは嘘は吐かん」■
こちらもクロエの信条であり、彼女は決して嘘をつきません。クロエの言葉は全て真実であり、問われれば知りうる限りの真の答えをもたらします。
その代わりに「聞かれなかったから言わなかった」旨の言葉を堂々と吐き捨て、それが飄々とした態度なためにビアンカ及びハルたちの癪に障る結果に。
■「身体で払えって言われる」■
永い年月を生きた故に持つ知識をおいそれと答えないのもクロエの特徴。
「わらわから情報を買うには高くつくぞ」――、という話中のセリフから分かるように、彼女の持つ情報は有償です。大抵はやる気の乏しいクロエに代わっての肉体労働などを強いられ、教えてくれなんて言わなければよかったと依頼者に思わせる模様。
■“怠惰”を冠する者■
【呪いの烙印シリーズ・短編集】のハルの章「邂逅遭遇」で明らかになっているクロエのかつての立場。
“七魔将”の内、“怠惰”を冠する将軍だったのがクロエであり、作中で明らかになっていませんが実年齢は優に五千歳を超えていることになります。
人間と敵対していたはずの魔族側にいた存在が何故に人間の味方をするようになったのかは、追々の物語で語っていきます。
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