ルシア

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☆以下、ネタバレを含むちょっとした小ネタ☆ ネタバレOKな方は下へスクロール。 ■大食いな聖女様■  ルシアの特徴として話中で語られているのが『よく食べる』こと。 【片翼の鳥~出会いと別れの物語~】で初登場の際にも、買い食いをして口元を汚している形となりました。  作品の世界観として、魔法を操る者や魔力を消費する技術を持つ者は、大気中に漂う自然の魔力(マナ)や、それを成長過程で蓄えた食材から得られる魔力を体内に蓄積して扱う――という裏設定があるのですが。  その特性を活かしつつ、ルシア自身の趣味嗜好として『食べるのが好き』という形になっています。  ただ、空腹の際は若干機嫌が悪くなることから、食に対しての欲求が人並み以上に強いことが窺えたりします。 ■“喰神(くいがみ)の烙印”への恋慕■  ルシアは先に語った死生観から、死を司る“喰神(くいがみ)の烙印”へ敬愛を抱いています。  いつか自分も“喰神(くいがみ)の烙印”の糧となり、共に在れる存在になりたい。だけれども、ルシアは魂の概念を持たない作り物の身体ゆえに、それは叶うことはありません。  そんな中、ビアンカが“喰神(くいがみ)の烙印”を実体化させたモルテに対し、ルシアは敬愛からの恋慕の情を持ち、見目の歳相応な恋する乙女な反応を見せました。  そして、破滅願望ともいえた願いはいつしか『モルテさんの伴侶として添い遂げたい』というものに変わるのだけれども。いつか叶う日が来るのかは謎だったりします。
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