恋がしたい

8/93
前へ
/356ページ
次へ
「はは。それは災難だったね」 あーちゃんが笑いながら言った。 次の日、私は学校で親友のあーちゃんに昨日のこと全部話した。 「本当だよ。なんで弟はあんなに生意気なんだろう?あーちゃんの所は良いよね。可愛い妹だもん」 「妹だって大変だよ」 「そんなこと無いよ」 私はタメ息をつきながらあーちゃんの横顔を見る。 確かにバカ健太が言う通り、あーちゃんはとっても綺麗。髪はさらさらで、ほっそりとしてて、女の子っぽくて。全部が可愛い。 私が男の子だったら絶対に告白してる。 あーちゃんも中学の時、私と一緒でソフト部だったんだけど、私と違って日にも焼けないし、筋肉も付いて無くて、絵に描いた様な美少女っぷりだ。 「どうしたの?そんなに私の方を見て?」
/356ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加