dirty bystander
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私は汚れた腕をタオルで拭いた。こんなに汚れているのに、何故綺麗に見えるのだろうか。こんなものを見て、綺麗だなんて思うなんてきっと頭がおかしくなってしまったのだろう。汚れた腕とティッシュを見ると安心するのだ。この、理不尽で窮屈で息苦しい世界でも私は生きている。生きて、生きて、もがいている。私は自室の天井を見上げ呟いた 「ああ、
可笑
(
おか
)
しい」 お腹の底から笑いが込上げる。手には水が滴る感覚がした。
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