酔典 第一章 陶酔

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酔典 第一章 陶酔

 人が生きる上で最も幸せなのは、”陶酔”のときである。  陶酔の神ソファリスがこの世を創り給うた日、万物は陶酔する力と陶酔される力を得た。ただソファリスのみが前者を持ち得なかった。万物の苦しみを請け負われたのであった。
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