04 シャーロットは問いかける

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「どうなさいました? シャーロット妃?」 「ライヴァールさん。アニリンがおかしいのです」 「殿下はお疲れなのですよ。国王が崩御されたばかりなのですから。 さぁ、お2人ともお休みください。こういう時は休息が一番の薬ですよ」 さり気なく、2人を別々の寝室(ケメナーテ)へと誘導するライヴァール。 微笑みの宰相と呼ばれる笑顔は、決して崩さない。 彼は、妃の死角から、元レイワードにウィンクを送る。 不意に、扉の前で立ち止まるシャーロット。 彼女は、背筋をシャンと伸ばし、僕を振り返りながら口を開いた。 碧い瞳が僕をロックオンした。 そういえば、彼女はアーチェリーの名手だと聞いている。
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