02 面影のレイワード

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弟を標榜する男は、自らを『レイワード』と名乗った。 レイワード・マジェンタ、と。 つまり、この『赤き因習』が残るマジェンタ王国の王族の名を名乗ったのだ。 王子である、この俺に向かって。 戴冠式を控えた、次期国王である俺に向かってだ。
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