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のどかは夢だった獣医になっていた
仕事に疲れて夕日を眺めていると
隣で青年が夕日を眺めていた
口を少しだけぽかんと開けて夕日を眺める青年を幸と重ねた
切なく思っていると青年はその視線に気づいたのかこちらを向いた
きれいな夕日ですね
青年は言った
そうですね
私昔あなたとこうして夕日を見上げた気がするの
おかしいよね
涙ぐみながらのどかは言った
生まれ変わりというものが存在するのなら幸はこんな青年になっているんだろうな
のどかは思った
僕も何だかそんな気がするよ
と微笑んだ
ふたりは不思議な気持ちになりながら笑いあった
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