水野と私

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 「…ベストカップル?…」  私の言葉に、水野の目が点になった。  明らかに、動揺していた。  …さあ、どうする?…  …さあ、どうでる?…  ボールは再び、私から、水野の元へ返した。  このボールを水野は、どう返す?  私は水野を真正面に睨みながら、固唾を飲んで、待った。  が、水野よりも、早く、私と水野のやりとりを見ていた、女たちから、  「…さすが、高見さん…水野を軽くあしらってる…」  という声が聞こえてきた。
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