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そして俺達は今風紀委員室にいる。
風紀委員室のイメージは取り調べをする場所&怖いイメージがあるから、めちゃくちゃ緊張していた藤田ちゃんと立花ちゃんだけど、目の前にお菓子が沢山あってそんな気持ち無くなったみたい。
そして望月君が恐縮しながら発言した。
「委員長様、あの先程も言いましたが、
藤田 祈と立花 夕莉だけはどうか守って頂きたいんですが.......。俺達は何となく大丈夫そうな気がするので.......。」
「確かに1番狙われるのは、小柄な奴だ。
力が弱ければ、相手が1人でも攫われるだろうな。ふむ......俺達も24時間守れる訳ではない。
校内の巡回や仕事があるからな、お前達は当分1人での行動は絶対に避けて欲しいのと、同室者と行動するのが1番だと俺は思う。8人で行動してもいいが毎日8人でいる訳ではないからな。」
「うん。僕も同室者と行動するのは賛成かな、行き帰りは1人じゃないしね。小動物.......じゃなくて立花君は何かスポーツやってる?見た限り身体はしっかりしてそうだけど.......」
「はひっ!バトミントンを6年間やっていました!!体力は沢山ありますっっ!同室者の人は同じクラスでとても強そうな方なので、その人の背中に引っ付きながらこれから行動します!!」
「見た目に寄らず体育会系何ですかね?
是非風紀委員に来て欲しいですね。」
隙あらば風紀委員に勧誘しようとする水城を
委員長と副委員長が同時に足を踏み、何事も無かったように話を進める副委員長。
「ンン。じゃ立花君は安全が確認されたね、でも油断しないようにね。えっともう1人.......藤田君ね、寮長室で変態に会った時パニックにはなっていたけど直ぐに電話するその冷静な判断、僕はとてもいいと思う。藤田君の同室者はこの中にいるのかな?」
「ありがとうございます!
えっとこの中には居ないんですが、同室者の人は夕莉の同室者と仲が良いので、4人で行動したいと思っています。その人もとても強そうなので足手まといにならないように頑張ります!」
「1-Sクラスめちゃくちゃ強そうですね。
是非風紀委員に.......っっっ。」
またしても、委員長と副委員長に同時に踏まれ、ちょっと本気で足の骨を心配した水城。
新入生はただただ困惑中である。
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