全力非王道

食堂

耳栓装着、準備OK。
秋斗にも渡し、重い重い扉を開いた。

ガチャァァ

「あの子かっこいい！！」

「隣の子、綺麗な子だー！」

「さっき来た子達も可愛くて、かっこよかった！」

「今年の新入生、レベル高いねー！」

耳栓してるので聞こえません。
秋斗ー？無駄にかっこいいから目立ってるよ！おれただの腐男子だから刺されそう。

あっ！皆いたいた！とりあえず耳栓を外しポケットにしまう。
俺達が1番最後だったので、軽く謝って席に着く。食堂はタッチパネルでオーダーする感じだ。

「皆決まったー？俺はとんかつ定食かな。」

「カレーに決定www」

「シェフの気まぐれwwww」

「担々麺。」

「ハンバーグ定食にする！」

「僕は親子丼にします！」

「俺はステーキ大盛りセット。」

「ドデカ盛りラーメン野菜たっぷりのあっさり」

上から望月くん、真瀬君、羽山君、双葉ちゃん、藤田ちゃん、立花ちゃん、秋斗、俺。
シェフの気まぐれてなんだろう！！

「秋斗ー。ステーキ1口頂戴。」

「「「「「「秋斗！？！？」」」」」」

あ。おいそこの腐男子2名そーゆう関係じゃないから俺をネタにしないで！！！秋斗と俺以外の皆が叫んだね。

「秋斗て呼んでいいって言ったから、俺も呼び捨てでいいよー。てなったの！！！じゃ皆も呼び捨てで呼んでいい！？！？」

俺の熱い情熱が届いたのか皆も清く受け入れてくれたよ。

「あ、あらた！シェフの気まぐれ気になるから1口ちょーだい！」

「いーよwwww旦那以外の名前は呼びにくいんだwwww」

「ちっがうーーー！！俺をネタにしないで！？ 新と双葉ちゃんで想像するよ！？
どっちが攻め.......腐男子×ツンデレて感じだよね」

普通にカップリング言っちゃったら、新と光が「え、同士？」て感じで見るからヤケクソで、そうだよ！！て言ってやった。

「愁きゅんは絶対受けwww」

「わかるwwww」

「はぁ！？！？光は受けの匂いしかしないわ！！新は絶対攻めって感じ！！けっっ」