家に行く

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 無事退院出来た私は、夏葵(お姉ちゃん)に連れられて家に帰ることになった。 前回乗ったバスと同じバスに乗り、幾つもの停留所を通り過ぎて終点の赤鳥町駅北口に着いた。 その後は、電車に乗って前回と同じ方向の電車に乗って5つ目の駅で降りた。 「赤星町駅(あかほしちょう)?」  1つ気がついたんだけど、やたらこの辺の町は赤ってつくな〜。 「そうだよ、歩いて5分くらいの所に家があるからね」  そう言われるがまま、私は夏葵(お姉ちゃん)について行った。 出口は南側で、本当に5分くらい歩いた所にマンションがあった。 かなり高そうなマンションで、私たちはどうやら最上階に住んでいるらしい。  ちなみに、18階建てのマンションで町の中で1番高いマンションでもあるみたい。  最上階は5部屋あって、その内の1つの部屋が私の部屋らしい。 残り4つの内、1つは夏葵(お姉ちゃん)の部屋でもう1つは両親の部屋で尚且つ、みんなでご飯を食べるリビングルームとなっているらしい。 そして、残り2つの部屋は物入れなどとなっていると夏葵(お姉ちゃん)が話してくれた。 「じゃあ、これが部屋の鍵ね」  そう言われ、私は鍵を受け取り部屋に入った。 部屋はとても綺麗で1人で使うには勿体ないくらいの広さもある。 いくつもある部屋を全て覗き、思ったのは部屋自体はそこまで女の子って言う感じじゃなかったと、私自身思った。 この部屋をみたら逆に男の子の部屋と言われてもおかしくないくらい何も無かった。 「ん〜使ってたのは私だけど……何も無さすぎじゃない?」  そんな事を言いながら、私はベッドに横になった。 いつの間にか眠りについていた。
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