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第0話
昔から、人の笑顔と、キラキラしたものが好きだった。
だからこそ、今の仕事は俺にとって、いくら激務でも辛いと感じたことは無いし、天職だと思っている。
人を幸せにすることが何よりの役目だから、自分の幸せなんて、ろくに考えたこともなかった……はずなのに。
ある1人の男のせいで、俺はその幸せってやつが欲しくて欲しくて、仕方なくなってしまった。
「幸久さん。俺、あなたのこと絶対に誰よりも幸せにしてみせます」
そんな、甘い言葉に溶かされて。
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