夜の荒野

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夜の荒野

星空が輝く中、背の低い草がそよそよとゆれている 思わず、寝転がって満点の空を見上げた。 そうだ、私はこの世界を見るためにここまで来たんだ このために生きてきたんだ、 ゆっくりと息を吸ってはいた 約束の地へ着いてしまった。 向こうを見ると木々が立ち並んでいる その真ん中にぽっかりと穴が開いているかのように湖が広がっていた。 近づくとその水が水色にキラキラと輝いていた。 妖精たちが楽しそうに舞っている 歌ってみたくなる衝動で歌うと、湖がさらにキラキラと輝いて もはや、湖が輝いているのではなく、空間全体が輝いた 妖精が嬉しそうに光を放っていた。 その喜びが空間を浄化していく 君は魔法使いだね、一人の妖精がそうつぶやいた
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