紅葉と君と私と
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彼の名前は、由希。 「ゆ、き……ですか。よい名前ですね」 初めて聞いたはずなのに、美都香はその名前がとても愛おしかった。 「私の名前は美都香です、よろしくお願いします…。明日も…逢えます、か…?」 恐る恐る美都香は聞いた。 由希は「…もちろんです、美都香。明日、また逢いましょう」と、最初逢ったときのようにふっと笑って言った。
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