17人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
「本当に、いいのか?」
『ああ』
「本当にか?」
『……』
「なぁ」
『何度も言わせるなっ!』
「わかったよ。……じゃあ、いくぞ」
核に触れると、暖かくて優しいものが自分に流れ込んでくるような感覚がした。
(これでこいつは消えるのか……)
そう考えると、少し寂しいような気がした。
(消えた後にも世界があるなら、仲間とまた会えるといいな)
そして、俺の意識は沈んで行った。
最初のコメントを投稿しよう!