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「ノア!朝!起きろ!」
わざわざ俺の耳元で叫ぶこいつはレオ・ベルジェ。俺の幼馴染みであり、腐れ縁の野郎だ。
「わかったわかった。起きるから」
これ以上耳元で叫ばれると俺の鼓膜に被害が出そうだ。
まだ寝足りないのは仕方ない。
明日2倍寝よう。
「毎朝叫ばれたくないなら、目覚まし壊す前に起きればいいんだよっ」
「いやぁ、ほら、あれだよ。寝ぼけて制限解いちゃって……ね?」
「首傾げてもダメ!!目覚まし時計、俺のお金からなんだぞ!?」
「わかってるわかってる」
「絶対わかってない!!」
毎朝同じような話(叫び?)を繰り返す。
まぁ、これくらいうるさくないと俺が二度寝するからな。
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