第1話、ENCOURAGE解散

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第1話、ENCOURAGE解散

 水色の空にシャープの月が出て、きらきらの音符と、黒の音符がきれいに交差し合っている異世界の名はミュージーンです。  地球人の進実(すすみ)渉夢(あゆむ)がオルゴール殿で仲間たちと地球へ帰ってから3年後の月日が流れた後のことになります。  異世界ミュージーンはピースたちENCOURAGE(エンカレッジ)の解散で騒ぎになっていました。カメラを首にかけたマスコミのリスたちから逃れるため、ENCOURAGE(エンカレッジ)は、騒ぎが落ち着くまで関係者のキリンの家に泊まっていたのでした。  ところで、ENCOURAGE(エンカレッジ)の解散理由ですが、ピースたちの会話で理由が分かることになります。  「何でこんなタイミングで解散なんだ? オレたち、ミュージーン中を回って、この異世界で暮らすみんなのことを元気にすることが目標だったんじゃないのか」  と、ENCOURAGE(エンカレッジ)解散に反対だったピースが言うと、  「それはピース、君だけさ。僕は君のようにみんなを元気付けることが出来ない。過去に起こったデュールブの奴が起こした事件のことで、現に今も立ち上がれていない者が数え切れないくらいいる」  ENCOURAGE(エンカレッジ)のリーダーのラビングが返事をしました。次にエフォートが口を開きます。  「ピース、分かっているだろう。オレたちが一緒に活動すること、そろそろ限界がきていることに。オレ、付き合っている彼女と結婚するし。ラビング、あんたもそうだろう?」  「ああ、もうすぐな」  「わたくしも、1年前から結婚が決まっていて……」  ディアルがピースに申し訳なさそうな表情で言ったあと、  「あたしも、今付き合っている彼からプロポーズされてオーケーしたばかりで……」  ファインドも下を向きながら言いました。そして、メイクとコンティーニュも、
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