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………あれから
あの別れから約5年………。
今では
なんだかもう
付き合っていたことも夢だったんじゃないかって思うぐらいに。なった。
なるしかなかった………
思い出さないようにしていた。
………あの瞳を
『瑠衣…も、離せって』
瑠衣が俺のTシャツの中にスッと手を入れ……胸の突起をいじりだす。
『離さないよ?』
瑠衣が軽々と俺を抱き上げた。
……さっき起きたばかりなのに
再びベッドに引き戻される。
昨日も身体を開かれたのに。
………瑠衣は次の日が仕事休みだと
必ず朝まで俺を抱く………。
……ベッドに倒されながら唇を塞がれる
もう………
嫌とか、やだとか、恐怖とか……
何も感じなくなった。
……抱かれる時の熱く脈打つような
そんな熱い気持ちも……
もう何も………感じない
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