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『ああッ……ぁん、あっ』 瑠衣から脚を深く深く抱え込まれ……首筋を何度も噛みつかれる。止まらない腰つきに喘ぐしかない。 『令……俺の事好き?』 瑠衣はいつも聞いてくる。 抱くたびに。5年経つ今まで、俺から一度も好きだって言ったことがなかった。だって…… ………好きじゃない。 好きじゃないのに 快感に溺れてしまうこの身体はもっと嫌い。 『……ねぇ、好き?』 両腕をグイッと引っ張られて、瑠衣の上に座らされる……。下からの突き上げに、室内に湿った音が響き渡った。 『…ッ…あっああッ…』 『……好きだよ令』 ………俺は好きじゃない 好きになんてならない…… 『令…早く、俺の事好きになって』 好きじゃないのに 好きなんて言えるわけない。 ……快感に溺れて鳴いて。 でも奥が全く熱くならないんだ……。まるで温もりを持たない人形にでもなったかのように。
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