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〃令…別れたって…どうゆうこと?〃
〃蔵本に…脅されてんじゃないのか〃
〃令……大丈夫……〃
あの時二人が……春と十耶が……真剣に心配してくれたけど、俺は……言えなかった。二人を巻き込む訳にはいかなかったから。
……休学するって言ってたけど
いつの間にか学校を辞めていて。もう……会うことも見かけることもなくなった。
……俺の中でも
何かが無くなった……。
やめよう。思い出さないようにしてるのに。今日はどうしてこんなに思い出すんだろう。
もう昔の事は考えたくない。
思い出しても…何も返ってこないから。
……未練なんてない。
ないつもりだった。
ただひとつ言えるのは……
………世間から汚さずに守れたってゆうところだけ………。
3時間の講義を終え……
……バイト先に向かった。
1年生から始めたバイト。もうすぐ3年目だ。早希から教えてもらったレストラン。
……偶然だけど。愛菜がいた。
俺がバイトを始めて、すぐに早希も入ってきて、3年経った今では、以前よりも愛菜や早希と仲良くなったと思う………。不思議な巡り合わせだ。初めてのバイトで不安だったけど、二人のおかげで楽しい。
それに、ここのレストラン
賄いが美味しいしね。
愛菜は都内の美容系専門学校に通っていて。卒業したらブライダルに就職希望らしい。
……愛菜っぽいなって思う。
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