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「ちょっとまて」
アース青年がまるで魔法のように真っ暗闇の空間をぐるぐると飛び出した。
愚弄は目を輝かせながらそれを見続けていた。
(本当に魔法みたいだ)
心の中でひっそりと呟いていた。
次の瞬間、世界は巨大な惑星をとらえていた。
それはどこからどう見ても、地球ではなかった。
「ここが僕が作った惑星で、仮想空間にしか存在しない、この惑星にはたくさんの可能性が秘められている。ここにいる人工は数億はくだらない、数えることをやめてしまったのだよ」
「す、数億? 嘘だろ?」
「君も勉強したのなら知ってはいるだろう、人類はこの世界に移住したのだよ精神だけを飛ばして」
「は、はは、それは知ってる」
「君にはこの世界を楽しんでもらいたい、結果は後からついてくる、君には楽しむべき権利があるのだから」
「ああ、楽しんでやるよ」
「さてこの世界の説明をしてもいいかな、君には早くこの世界のほかの住民と話をしてもらいたいのだよ」
「まるで僕を観察するかのような物言いだな」
「その通りさ」
にこりとカラフルな髪の毛をした青年はにかりと笑って、
まるで道化師のようにぐるぐると回る。
「君は知らないだろうが、宇宙にはたくさんの星座があるんだ」
「ロボットがプラネタリウムで教えてくれたぞ」
「その通り、今からいう12の星座が黄道十二星座十呼ばれているもので、12個の国があるわけだ。君は一番最初にどこから始めたいかを選ぶ権利がある」
「おう」
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