君に恋している

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 つい表情が緩み尻尾も我慢しきれず揺らいでしまい、ロシェが睨みつける。 「身体にも火傷の跡があるから誰とも経験が無いんだよ。て、くそっ、ムカつくから殴らせろ」 「わかった。後で殴らせてやるから、今はこちらに集中しろ」  とロシェのモノに自分のをこすり付けた。 「あっ」 「俺がお前の身体に全てを教えてやる」 「嫌だ、こんなの知りたくない」  拒否しようと身をよじらせるが、力ではファブリスの方が上。 「ロシェの、かたくなってきたぞ」 「お前もそうだろうが。くそ、デカすぎっ」  たちあがるモノを睨みつけられて、その眼に興奮したファブリスのものは更に大きさを増す。 「な、また、デカく……、んぁ、てめぇ、尻を揉むんじゃねぇ」 「お前の中に入りたい」 「ふざけんな、そんな凶悪なモン入るかよ」 「大丈夫だ、多分」  ただ、相手は獣人ではなく人の子だ。流石に話しに聞いたことが無いので少し不安だが、同じように尻に孔があるのだから。 「冗談じゃねぇよ、俺の孔は緩くねぇンだよ。クソ、軽く言いやがって。やっぱりすぐに殴らせろ」  ロシェが拳を固めて振り上げる。 「駄目だ、一度、放ってからな」  たちあがったモノを押し付ければ、ロシェの身体がビクッと飛び跳ね、拳がゆっくりと落ちていく。 「ん、くそが」  悪態をつこうが、身体は正直だ。 「口づけをしてもいいだろうか」 「もう、好きにしろ」  とろんとした目をして唇をうっすらと開く。  何だかんだと彼も感じているのだろう。  じゅるじゅると長い舌でロシェの口内を味わっていれば、急に目を見開いて暴れはじめた。 「ん、ロシェ、あばれるな」  唇が離れ、肩を強く押される。  あわててズボンを引き上げるロシェに、どうしたのだと小首を傾げれば、後ろを指さした。
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