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2年間同じクラスになって分かっていることは、彼女は分け隔てなく誰にでも平等に接するということだ。一応人当たりよくしてるけど人と交わるのが苦手で、できるだけ休み時間は自分の机で読書しているオレにでさえ。
図書館で勉強していたら、彼女に声をかけられた。最初は何とも思わなかったが、気がついたら彼女が今日は来ないだろうかとか他の机で勉強してるんじゃないかとそわそわしている自分に気づいた。
図書館の時間は、オレにとって特別だった。
教室で会う彼女は「みんな」の彼女で、もちろんオレにも声をかけてくれるんだけど、クラスメイトの「1人」としてだ。そうじゃなくて図書館で声をかけられるときは「オレ」のためだけという特別感が嬉しかった。
図書館の勉強スペースで会う中でなんとなく分かってきたことは、英語が苦手だということ。時々小説を読むこと。その小説に感情移入しすぎて泣いてしまうこともあるらしいこと。家が図書館の近くだということ。
そして、大学生の彼氏がいるということ。
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