月曜日

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「誰が行く予定?」  筆箱に筆記用具をしまいながら、何でもないように聞く。もしかしたら。なんて考えてドキドキした。 「えっとねー、今のところ確実に行くのは・・・」  指を数えながら何人かのクラスメイトの名前が上がっていく。彼女の名前はない。行くのを断ろうとしたら、彼女の名前が出た。「もしかしたら行くかもしれない人」。一緒に出かけるチャンスがゼロではないということだ。 「じゃあ・・・」  一応行くメンバーに入れてもらう。彼女とは学校と図書館でしか会ったことがない。カラオケで一緒だからといって、話すチャンスがあるか隣に座れるチャンスがあるかなんて分からないけど。もしも彼女が行くなら一緒に行けたらいいと思った。 「で、田中は行かないの?」 「・・・お前が行くなら行こっかなー」  隣の席で校庭を眺めている田中に声をかけると、ニヤニヤしながら応えてきた。さっきは行かないと言っていたのに気紛れなやつだ。 「分かった。じゃあ二人行く感じね?」  小林さんの言葉に頷く。
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