内定0でも諦めないで

4/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
 その日の夜、母がお赤飯を炊いてくれた。 「就職おめでとう」  やっと、その言葉が嬉しい気持ちで聞けるようになったのである。 「ありがとう」    私も心からの笑顔を浮かべることができた。  携帯には、友人たちからの「おめでとう」の言葉がたくさん届いていた。  そして、数週間後。  秋に差し掛かろうとする季節、私は入社式に出ていた。  春の桜と共に入社式に出ることはできなかった。だけど、秋に咲く桜もあるのだ。  私はようやく社会に出ることができた。内定が0のまま卒業しても、終わりではない。就職はできるのだ。  だからもし、同じように悩んでいる人がいたら言いたい。  どうか諦めないでほしい。  世の中から、求人がなくなることはないのだから。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!