325人が本棚に入れています
本棚に追加
/360ページ
「姉……さん、口……開けて」
ダメ。そう思うのに、私の口は開いていった。
「好きだ。姉さん」
キスと同時に温かく柔らかいものが侵入してきた。私も自然と自分の舌を絡める。
頭が、身体が痺れていく……
心が満たされていく気がした。ずっとこの温もりが欲しかった。
いつしか押さえられていた腕は解放され自由になっていた。
代わりにパジャマのボタンが外されていく。
さっきブラをずらされた胸が露わになった。
胸に口づけられるのと同時に、想地の手が今度は下へと伸びていく。
胸から唇が離れたと思った瞬間、想地がもどかしそうにパジャマのズボンを下着ごと私の足から抜き取った。
まだ間に合う。想地を止めなくちゃ……
そう思うのとは裏腹に、晒された足の力は抜けていく。
想地の指が太ももの間を割って入ってきた。
その指を私は中へと素直に受け入れてしまう。
もっと深いところに欲しいとさえ思ってしまう。
あとはただただ甘い声を漏らし続けた。
最初のコメントを投稿しよう！