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「あれ? 姉ちゃん起きていたの」
「起きていた。で、星空はノックもせず朝早くに何をしているのかな?」
軽く睨み付けながら訊いてみる。
「えっとこれはその」
星空は目を泳がせながら言い訳を考えているようだ。
想地が部屋に鍵をかけるように言ったのはこのためだったのね。
こんな姿を星空に見られたら……
血の気がさーっと引いていくのが分かった。慌てて布団を首元まで上げようとしたが、
「ああ~っ!!」
星空が私を指し目を丸くした。
遅かった。両肩が丸見え状態だ。
「何で姉ちゃん裸なの!?」
「これはその」
今度は私の目が泳いでしまう。
どうしよう。何と言って誤魔化そうか。
焦れば焦るほど上手い言い訳が思いつかない。
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