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"ピーピー" 目覚ましの音で私は目を覚ました。目覚ましを止めて洗面所に行き顔洗ってから鏡に映る自分を見つめた。 口角が少し上がっている。 「これからデートだ!早くシャワーを浴びて、化粧と髪のセットをして、何を着るか決めなきゃ!」 と、心の中で思いルンルンで支度をする。 支度が済むと大きな鏡でチェックした。楽しみでクルクル回ってしまう。 黒いトレンチコートを着てからデートの待ち合わせ時間に余裕を持って家をでた。 待ち合わせ場所は新宿駅だ。 これからデートする相手は、 逸村 優という人だ。 私はいつも「ゆう君」と呼んでいる。 彼は私より3つ年上の21歳。 彼は私と同じ受験生。 以前彼は高校卒業後進学はせず、バイトをしていたが去年から大学に進学して、いい仕事を見つけたいと思い受験する事にした。 私は最寄駅に着き、そこから新宿駅行きの電車に乗った。 乗っている間私は彼からおススメされた曲を聴きながら初めて出会った事を思い出した。
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