【無国籍で行きましょうぞ!!】

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ここは… エブ大陸最大の商業都市、エブリ・シティ。 「いやぁ、賢者殿! さすがは、大陸随一の商業都市、エブリ・シティ! 今日は普通のウイークデイだと言うのに、物凄い人ごみだなぁ!」 「ですなぁ、剣士様! 露店を開いている商人たちや買い物に来ている町人たちなどなど様々な人々で、町中がごった返しておりますなぁ!」 {ちなみに、こんな感じです} 人人人人人人人人 人人人人人人人人 人人人人人人人人 人人人人人人人人 人人人人人人人人 人人人人人人人人 猫賢剣 「ところで、賢者殿? 本当にこの町のどこかに…先日、あのニッくき魔王にさらわれた我が姫が幽閉されていると言うのか? 普通、さらった姫を幽閉するのなら、もっとこう…暗い森の奥の古城とかじゃないのか?」 「いやいや、剣士様! 『木の葉を隠すなら森の中に隠せ』と言う言葉も有りますぞ!『姫様を隠すなら人ごみの中に隠せ』ですじゃ!それに、姫様がこの町に幽閉されているのは確かな事! ワシが前もってハナッておいた式神、シキマルがもたらした情報によると、 姫様は、この町の一番北の端に有る納屋の中に魔王のチカラにより眠らされているとの事ですじゃ! 姫様の眠りを覚ますには、勇猛果敢なトノガタの熱いキッスが一番との事ですぞ!」 「おお、そうか! 式神シキマルよ!お手柄だったな!よくやった!よしよし!可愛いヤツめ」 「ブウブウ!ブヒブヒ!」 「うぅむ、賢者殿。 いつも思うのだが、シキマルは見た目は白猫なのに、どうしてこんな豚みたいに鳴くのだ?」 「そこは、それ。シキマルが式神たるユエンでして。 シキマルは見た目は白猫なんですが中身は白豚なのですじゃ」 「ふぅん。よく分からんが…シキマルってガラホみたいな者なのだな。見た目はガラケーなのに中身はアンドロイドみたいな…」 「剣士様?ワシには、その例えの方がよく分からんのですが…」 「ま、まあ、その話は置いといて…。 それでは、賢者殿!早速、我が姫を救出に向かおうではないか! 今、我らがいるのは町の南門!ここから町中へと潜入して、南から北へ…ごった返す人ごみをかき分けて北端の納屋へと歩を進め、 そこで眠らされている姫に熱いキッスをして目覚めさせ、結果、救い出せば良いのだろ?」
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