三度目のキスは甘く

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「あっ、あっ、隼人。そこ、ダメぇ……」  蕩けるような伸の声に、隼人はさらに張り切ってしゃぶりついた。  暗くて見えない、伸の小さな乳首。  だが生霊の隼人の眼には、くっきりとその薄桃の色まで解る。 「可愛いな、伸のココ」 「あぁ、イヤだってば。もう」  初めての時は悲鳴だった拒絶の声も、今は甘い恋人のささやきだ。  隼人は伸の身体を、全身で愛撫した。  頬を擦り付け、腕でさすり、脚を絡めた。  伸に、そうやってマーキングした。
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