三度目のキスは甘く

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「すげぇ。すげぇよ、伸。すっげぇ感じる!」 「隼人……、あぁあん! 隼人ぉッ!」  肌を叩く音に併せて、ぐちゅッぶちゅッと水音が鳴る。  伸の隠微な甘い悲鳴が、上がる。 「あぁ、ヤバい。イく……、イくッ!」  隼人は思いきり伸の奥まで貫くと、その情欲を解き放った。  おびただしい量の、精。 「んあぁあ!」  背を反らせ、髪を振り乱して伸も再び果てた。 「はぁ、はぁ。一緒に、イけたな♡」 「んうぅ……、あ。あ、ぅん」  どさり、と隼人は伸の隣に身体を投げ出した。  汗で額に張り付いた伸の髪を、その冷たい指でかきあげてやった。
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