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「隼人、冷たくて気持ちいい……」
「伸は、あったかいなぁ」
「ね、隼人はどこの病院に入院してるの?」
「中央病院」
「僕、お見舞いにいくよ」
「マジ!?」
「うん。バイクの雑誌持って、お見舞いに行く」
「待ってる。俺、ずっと待ってるから」
二人で寄り添い、抱き合って眠りに就いた。
これで、しばしの別れ。
生霊の隼人が重症の身体に戻り、傷を治すまで。
寂しいな。
淋しいぜ。
互いの気持ちは、一緒だった。
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