プロローグ

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「うちの寮母ってか寮父さんは今、手が離せないから、色んな説明がてら俺が部屋まで案内してやるよ」 こちらには寮父さんがいらっしゃるんですね…なるほど…。 「また守口さんのアホな質問攻めに足止め食らってんの?あんなんシカトすれば良いのに」 「あの人、何だかんだで面倒見良いから無理だろ。お前も珍しく暇してるなら、付き合え」 「はーい、んじゃ…河相さんが先陣切ってね。俺部屋の場所知らないし」 「あ、ありがとうございます…よろしくお願いします」 「はいよ、んじゃしゅっぱーつ」 「おー!です」 「ははっ…アンタ、ノリ良いな。…阡は手くらい挙げろよ」 「俺、そういうノリ苦手だから」 「相変わらず先輩を立てん奴だな…まぁ…いいか…んじゃ…ほんとにしゅっぱーつ」 こうして私は河相さんと阡くんに連れられて部屋まで案内して貰うことになりました。
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