プロローグ

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「…ククッ…凄い跳ねたねぇ…」 「び、びっくりしました…」 いきなりだったものですから…心臓が飛び出るかと思いましたよ…。 「…で、何してるの?」 私に声をかけて来た人は凄く背が高い男の人でした。 「あ、あの…明日から隣の高校に通う事になりました…綾野 里織です。よろしくお願いします…。こちらの寮に今日からお世話になるので…」 確か高校の名前はオザリアハイスクール…だからオザ高…なのでしょうかね…? 「ああ…何か2年に転校生が来るって聞いてたけど君かぁ…」 あ…もしかしてこの人も同じ学年なのでしょうか? でも…大人っぽいので…先輩かもしれません。 「あ、はい…私だと思います」 「そっか…俺は仁居神 阡だよ。よろしくね、センパイ」 「…へ…?」 「なに?」 先輩…私が先輩と言うことは…この大人っぽい人は後輩に… 後輩…? 「えええっ?!こ、後輩…さん…なのですかっ!?」
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