最終章・親友の墓場
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最終章・親友の墓場
俺は一人、親友の墓場へと来ていた。そこで花束を置いて告げる。 「俺はお前のことが嫌いだ。こんな面倒事を俺に任せる形でお前は死んだんだからな」 俺は他の墓にも目を向ける。 俺の嫁の墓にも。俺の子どもの墓にも。 そして、お前の妻と子どもの墓にも。 「こうするしかなかった。冷酷だということは分かっている」 俺は拳を握りしめる。だが、「それでも」と語り続けた。
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