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1話課長就任とはゴリラになること。
どんなときでも五郎は冷静沈着と呼ばれてきた。
有料図書館【ZAWA】にアルバイトとして就任するときも、
なにか間違いがあったら駄目だと、
数時間前に出社してだれもいなくて、図書館に入ることもできずに、
何もしらないわけではなくてもてんぱってたくさんの先輩に迷惑かけたり、
そんなアルバイト時代をのりこえて、
ようやく武信五郎は課長に就任した。
もともと課長になっていた人は、昨日定年退職した。
すると社長たちに重鎮たちは、なにやら大事な会議を10時間以上も繰り広げて、
その結果自分は課長に就任、
まわりからは冷静沈着でもてない課長と呼ばれるようになった。
そう五郎はめっきり女性にはもてない存在であり、
いつも帰り道は1人さびしくかえり、
1人暮らしの部屋の中では1人さびしくスーパーのメシを食って。
1人さびしく小説を読むという日々。
この年齢になってもいまだにライトノベルを手放せる環境ではないし、
ところが五郎の家はたくさんの本にうめつくされているわけではない、
なぜなら、五郎の家はすっからかんのすっかんかんだからだ。
なぜ、そのような状況でたくさんの小説を読むことができるのか?
いたってシンプル、有料図書館【ZAWA】を利用しているからだ。
たくさんの本を数十円単位でレンタルすると、
それを片っ端から読んでいく、
まぁ速読を学んでいるわけではなく、
一字一句逃さないように物語に酔いしれて読んで。
寝るときは0時ときまっており、
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