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「当たり前だ」
するとマナちゃんは五郎の後ろをおいかけて、
五郎はソファーにごつんと座ると、
マナちゃんは目の前のソファーに座る。
私服の彼女はとてつもなくぽっちゃりしており、
スカートがとてもきめ細かくうごいているし、
胸も結構あるようだ。
しまいには顔はとてつもなく美形だから詐欺だろう。
「なぜだろう、うち、課長を見ていると、どきどきしちゃう」
といいながら、どんどんすりよってくる。
「ちょ、まて」
五郎はすりすりとあとずさる。
「課長、うちと付き合ってください」
「はいいいいいいいい」
はっきりいってわけがわからない、
五郎の人生とはもてない時期がすべてだった。
小学生も中学生も高校生のときだってもてたためしがないし、
まわりからはがり勉の本好きだとおもわれていたし。
いまついにもてきがきたのか。
まさか、ゴリラになってフェロモンがたくさんでてるとか?
それがゴリラライフの始まりであった。
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