1話課長就任とはゴリラになること。

2/5
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/48ページ
 次の日になるころには爆睡しているのだ。  朝おきるのは非常に苦手であり、  目覚ましがあるわけでもなく、  スマートフォンの音楽が爆音をならしてなるため、  それを合図にゆったりとおきる。  朝飯は納豆としろご飯、  昼飯は、とりあえずパンなどをたべる。  ちなみに家族はというと、  父親と母親が北海道にいるわけで、  まぁこの有料図書館も北海道にあるわけで、  父母は札幌の富岡にいるし、  この有料図書館は札幌の中心部に存在している。  公共の無料図書館とは違い、  この図書館が有料でやっていけるのは、  社長が数十年もかけて、出版社と相談した結果の賜物というわけだ。  さて、五郎は現在出社しようとしているのだが、  今日から課長になるわくわく感と、  すこしの不安感が頭をよぎるなか。  電車に乗ることもバスにのることもしない、  とはいえ車を運転すうることもタクシーに乗ることも、  まさかバイクに乗ることもしない、  有料図書館のすぐ近くには大きなマンションがあり、  その一室を借りているというわけだ。  大きなマンションの一室、  そこは7階の707 号室と呼ばれる部屋だ。  昔幽霊が出て騒ぎ立てられたため、   とてつもなく格安で借りることに成功、  マンションの管理人さんは購入してくれるととてもうれしいとにやにやしていたが、  さすが購入するだけの金はないので。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!