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伊織がちょっとやそっとでは許してくれないことはさすがにもうわかってきていた。
「じゃあ行くよ?」
そう言われた俺は、ギュッと目を瞑り、腹に力を入れた。
「ねぇ、ふざけてんの?」
瞼を親指で持ち上げられる。
「わわわっ!なんやねんっ!」
押し当てられたソレはまだ俺の入り口で止まったまんまだ。
「力抜かなきゃ入らないでしょ。」
「俺は入らんでええし!」
一向に力を抜く気はない俺。
「ふーん。わかった。」
伊織は口をへの字に曲げ、そう唸るように言った。
「え、え、なら終わり?もうここで終わりでええの?」
「はあ?!無理やり入れるに決まってるでしょ。」
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