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ドタドタと廊下に翠の足音が響く。
その前をイラつきながら歩く私。
翌日、私は翠を連れてG組の教室に向かっていた。
授業の合間の10分休み。
ヒソヒソと話す私たちの陰口を聴きながら、とにかく剣の元へと急ぐ。
「何度も言うようだけど、剣が断ったらジ・エンド。
私は一度しか頼まないからね!」
「わかってまーす!」
なぜかルンルンの翠。
私はそんな翠に腹が立ち、チッと舌打ち。
翠は剣の立ち振る舞いや言葉遣いを真似れば、自分はカッコ良く変われると信じて疑わないけれど、実際はどうなんだろう。
何一つ共通点がない二人。
しいて言うならば、身長だけは同じくらいか。
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