196人が本棚に入れています
本棚に追加
/814ページ
「で、
大事な話ってプロポーズの事?
剣はあそこでプロポーズするつもりだったの?」
私は剣とプラネタリウムに隣接するカフェに入った。
このカフェも素敵で、宇宙空間のような雰囲気があり、あちこちに星が散りばめられている。
例えばコーヒーの角砂糖が星型だったり、パンケーキやロコモコ丼の上の目玉焼きも星型だ。
目で楽しむアイデアが満載で、私も色々と勉強になる。
けれど、ひとまず剣を優先。
私はソワソワと落ち着かない剣に視線を向けた。
「あ、あのさ…、
荊棘的にはどうだった?あまり良くなかった?」
「私?私の意見なんてこの際どうでもいいでしょ。
あんたの彼女がこういうのが好きかどうかでしょ?」
「……。」
いつも自信満々で、人の意見なんか必要となんかしない人が、今日はどうした事か。
「あんた今日おかしいよ?
何でそんなにソワソワしてるの?」
.
最初のコメントを投稿しよう!